同業者の仕業も!? 飲食店「ドタキャン」予防策で判明? なんと常習客に......

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グルメサイトで予約しまくり......

   それにしても、ドタキャンはなぜ多いのだろうか――。取材に応じた石崎弁護士はこう指摘した。

「悪質な人もいると思いますが、予約したことを忘れてしまう人が多いようです。最近グルメサイトなどで、ワンクリックでどんどん予約できるようになりました。店からの折り返しの連絡がくるまでにタイムラグがあるから、とりあえず予約しておこうと、いろいろな店をクリックしているうちに忘れてしまうのでしょう。だから、ドタキャン後にキャンセル料を払ってくれというと、『あ~、ごめん』と意外に素直に払ってくる人が多いといいます。ただし、4人分のお料理とか、少人数の場合ですが」

   石崎弁護士はさらに、飲食店が自分の店に団体客が来てもらうために、他の店に団体予約の電話を入れ、ドタキャンするケースがあると指摘した。

   なんと、お客ではなく同業者が!   どういうことなのか――。石崎弁護士によると、

「ある飲食店主から聞いた話ですが、たとえば同じような料理店が10店あったとします。12月の忘年会シーズンの忙しい日に、ある一つの店がいろいろな人物の名前を語って、ほかの9店に団体予約を同時に入れます。すると、9店が全部ふさがっているために、宴会を予約したい客は、そのドタキャンを仕掛けた店にしか行けなくなる。あくまで業界の噂話ですが、あの店はやっているとささやかれている店があるそうです」

こうした指摘に、関さんもうなずいた。

「私の仲間のあいだでも、確証はありませんが、同業者が嫌がらせのためにやるという噂は絶えません。悲しい話ですが」
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