インターンシップへの参加78.7%、前年比2ケタ増 19年春卒の学生

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   2019年春に卒業する大学生が、18年3月の企業説明会の解禁前にインターンシップに参加した割合(参加率)が78.7%にのぼったことが、「2019年卒 マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」で明らかになった。3月15日の発表。前年調査の65.2%から13.5ポイント増で、大幅に増えた。

   また、インターンシップへの応募や申し込みを経験した学生(応募経験率)は90.7%で、前年から10.3ポイント増加した。

  • 早まる就活準備、約8割の学生がインターンに参加した
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早まる就活準備、「9月以前」のスタート38.0%

   約8割の学生がインターンシップに参加していることについて、調査を行った採用情報のマイナビは「インターンシップの浸透が顕著になった」としている。

   インターンへの応募社数の平均は7.4社で、前年の5.5社を2社近く上回る。なかでも11社以上に応募した学生は、前年の8.5%から16.9%と2倍に増えた。

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   応募経験率、参加率ともに前年を大幅に上回ったほか、1人あたりの参加社数も増えており、インターンシップは就活準備の一歩として定着していることがわかる。

   また、インターンシップを除き、就職活動で準備したことは、「就職情報サイトに登録した」が81.5%。「学内ガイダンス(企業参加なし)」の73.1%、「学内セミナー(企業参加あり)」の57.7%と続いた。多くの学生が大学内での何らかのイベントに参加していた。

   さらに、17年4月から18年2月までの期間に、学外で開かれた就職活動の準備に関するイベントに「参加したことがある」と回答した学生は、前年から5.1ポイント増えて70.1%となり、来春卒の学生の活動量はインターシップも含めて増加している。

   「9月以前」に就活の準備活動をはじめた学生が前年(32.2%)と比べて5.8ポイント増の38.0%だった。就活準備の理由は「不安を減らしたい」「焦りがあった」。調査時点では「就活準備が十分にできていない」と感じる学生が約半数いた。

   調査は1月29日~2月19日に、インターネットで実施。有効回答数は4466人。

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