通勤時間が長く、通勤にストレスを感じている人ほど、足のニオイが臭い「足クサ率」が高いことがわかった。フットケアブランド「フットメジ」で足用の薬用石鹸などを販売するグラフィコ(東京都品川区)が2018年3月19日に発表した。
乗車時間が長い人ほど、通勤ストレス度も仕事ストレス度も高く、それらが足のニオイと関係しているという。
通勤時間が長い人ほど足がクサい!?
調査によると、通勤にストレスを感じる人は多く、乗車時間が長い人ほど、その割合が高い。30分以上1時間未満で75.0%、1時間以上で79.0%の人が、通勤ストレスを感じている。理由、満員電車や遅延、マナーを守らない乗客、時間を有効に使えないこと、人のニオイなどがあげられた。
その一方で、帰宅後に自分の足をクサいと感じる自覚がある人が多いこともわかった。通勤で1時間以上乗車する女性のじつに36%が、足がクサいと感じる日が「ほぼ毎日ある」と最も高かった。「時々ある」と合わせると、7割以上が足のクサさを自覚している。
通勤時間が30分以上1時間未満と1時間以上の男性でも、7割が「ほぼ毎日ある」「時々ある」と回答した。
通勤ストレス度別にみると、ストレスを感じている人の7割以上が足のクサさを自覚。帰宅後に自分の足をクサイと感じることが「ほぼ毎日ある」「時々ある」を合わせた割合は、ストレスを感じる人ほど多い結果となった。「ストレスを感じる」と答えた人は「ほぼ毎日ある」が34.2%で最も多かった。
「ニオイの専門科」で、五味クリニック院長の五味常明先生によると、緊張したり不安を感じたりしたときにかく「精神性発汗」が足のニオイと関係しているとのこと。つまり、「ストレスを感じやすい人は『精神性発汗』が多く、ニオイやすくなってしまう傾向」といえる。
なお、調査は3月2日から7日にかけて実施。対象は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県在住で、東京23区内に通勤する20歳から49歳の男女300人。