米国のトランプ大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入に関税を賦課するとの発言で、ドル円相場が揺れた。貿易摩擦に対する懸念が膨らみ、2018年3月5日の105円台半ばから、一時105.35 円までドル安が進んだ。
しかしその後、北朝鮮が体制維持を条件に非核化に向けた対話に応じると表明。米朝首脳会談が4月末にも開催されるとの韓国大統領府の発表を受け、朝鮮半島の地政学リスクが後退。106円代前半までにドルが上昇。さらに、2月の米雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことを受けて、一時107円台に乗せた。
早稲田大の惟光は、「売り増し」の好機と判断。明治大のWRは小刻みに利益を上げ、慶応大の石油王は再び......
「100ドル売り増し」に動く(早稲田)
3月5日(月)
この日のローソク足は、前日の高値付近まで値を戻すような形をとった。結果的にはあまり値動きのある日ではなかった。
3月7日(水)
きのうときょう、2日続いてヒゲの長いロウソク足を付けて、値動きの乏しい日が続いている。ここ数か月の長期的なトレンドの展望を考えてみたが、大きな波を意識して考えると下げトレンドを形成しているといえる。
1月8日の陰線(始値に比べて終値が低かった場合を示す)を契機として、そこから下げトレンドが始まった。大きな波は、3の倍数月の流れを形成するといわれている。したがって、そのトレンドが始まってか3か月目、6か月目、9か月目...... がトレンドの変わり目であると判断できる。
1月8 日がトレンドの始点であるので、次に注目すべきは4月8日ということになる。この日の前後では、下げトレンドに変化が訪れる可能性が高い。逆を言えば、それまでは下げトレンドが形成されるとみている。
3月9日(金)
ローソク足チャートの日足を見ると、きょうの陽線(始値に比べて終値が高かった場合を示す)は一時的に値を戻す形をとった。2月2日や2月28日の高値を結ぶレジスタンスライン(抵抗線。多くの市場参加者が、これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のこと)にかかってきている。この日の動きは、レジスタンスラインに向けた一時的な値の戻しであると考えた。
したがって、売り増しの絶好の機会だと判断し、100ドルを売り増しした。106.916円で100ドル売った。
保有建玉 売り200ドル
前週からの損益 プラスマイナスゼロ
3月9日現在 8913円
もう少しじっくりのほうが、よかった?(明治)
3月2日(金)
きょうは日付けが変わった時に1時間足で円高方向にブレイクアウト(一気に流れが加速する状態のこと)し、その後も円高ドル安傾向にあった。そのため、ショートでポジションを保有。結果を先に言うと、一日中ポジションを保有しておいたほうが多額の利益を得ることができていた。しかし、ある程度の含み益で利益を確定することがいいと思っているので、これで良しとしたい。
この日はずっと円高傾向だったので、小刻みに何度も取引を行った。その結果、多くの利益を得られた。
前週からの損益 プラス210円
3月9日現在 7783円
前週の負け、すかさず取り戻す!(慶応)
3月2日(金)
前日(1日)はドル円相場が下落し、日経平均株価も下落していることから、売りの勢いが強いと判断した。また、ユーロ円相場も下落傾向であることも決め手となった。
105円87銭で売り、105円43銭で買った。
1万1733円が1万2171円に増えた。
3月5日(月)
今週のドル円相場は窓を開けて(窓開けとは、隣り合うローソク足の間に、窓のようにぽっかりとした穴が開くこと。窓開けが発生したときは、取引のチャンスとされる)下落から始まり、一度上昇してから再び始値付近まで下落し、日足チャートで上ヒゲを付けた状態で取引時刻の16時を迎えた。
1時間足チャートを見たところ、105円50銭付近のキリのいい水準で売りの圧力が十分に高まっていると判断し、売ることにした。
売ってから最初の1時間は順調に下落していたようだ。しかし、その後は週の初めということもあって、期待していたような大きな値動きはなく、じわじわと上昇していった。そしてポジションを手仕舞う23時を迎えた。
105円51銭で売り、105円66銭で買った。
1万2171円が1万2014円に減った。
前週からの損益 プラスマイナス281円
3月9日現在 1万2014円