お騒がせトランプ、今度は世界中が「考え直せ!」と迫る?(井津川倫子)

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身内からも「トランプよ、考え直せ!」と

   トランプ大統領の「戦争宣言」には、身内である共和党からも反発の声が上がっています。ライアン下院議長までもがトランプ大統領に「考え直せ」と迫っていると報じられました。

   そこで、今週のニュースな英語はコレ!

   Mr. Ryan urged Trump to reconsider his plan.
(ライアン氏はトランプ氏に計画を考え直すように迫った)

   今回のニュースでは「urge someone to reconsider」(考え直せと促す)という表現が目に付きました。まるで世界中がトランプ大統領に「考え直せ」と迫っているように見えます(実際、そうなのでしょうが......)。

   European leaders urge U.S. to reconsider steel, aluminum tariffs.
(ヨーロッパのリーダーたちは、アメリカに鉄とアルミニウムの関税について考え直すよう迫っている)

※「tariff」(関税)

   「reconsider」(考え直す)という単語の応用バージョンを紹介しましょう。「再度検討する」という意味で、ビジネスの場面でよく使われます。

   Please reconsider a plan.
(計画を再検討してください)

   取引先に提案の再考をお願いする時や、部下に「やり直し」を命ずる時に使えそうです。

   Iurge you to reconsider your decision.
(決定の再検討を求めます)

   交渉で「相手に強く要請する」時に使います。強いニュアンスなので使うタイミングとシチュエーションには気をつけたほうがよいでしょう。

   同じような言いまわしでも、「beg」(お願いする)を使うとずいぶんと印象が変わります。

   I beg you to reconsider your decision.
(何とか、再検討していただけませんか?)

   うまく使えば「そこまで言うなら仕方ないなあ」と、相手の譲歩を引き出せるかもしれません。「reconsider」を使いこなして、交渉上手を目指してください。

   それにしても、世界中から総攻撃されたトランプ大統領が「考え直す」かどうか、今後のニュースに要注目ですね。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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