JR東日本は、今後2032年度末ごろまで15年程度かけて、東京近郊を走る在来線の主要路線全駅(330駅)にホームドアの設置を進めていくと、2018年3月6日に発表した。
これまで70 駅のホームドアの整備を計画。すでに32 駅に設置してきたが、整備のペースアップを図る。なかでも、乗降10万人以上の駅を優先して整備するという。
「世の中でホームでの安全に関心が高まっている」
JR東日本によると、ホームドアを設置する路線と駅は、時期によって異なる。
2020年4~6月までに、山手線や京浜東北・根岸線を中心に、すでに整備した32駅を含む62駅に設置。20年7~9月期以降、32年度末ごろまでには268駅に設置する。
乗降人数や車両扉の配置を考慮して、2025年度末までには京浜東北・根岸線のほか、常磐線、中央・総武線(中野~西船橋間)、中央快速線(東京~立川間)、青梅線(立川~拝島間)、横浜線(東神奈川~橋本間)、 南武線、埼京・川越線(池袋~川越間)のうち、120駅に整備していく。
整備するホームドアは、「スマートホームドア」。軽量で工期短縮が可能で、「早期整備を図るため」としている。
JR東日本は7日、設置拡大を急ぐ理由についてJ‐CASTニュース会社ウォッチ編集部の取材に、「世の中の人々のホームでの安全対策に関心が高まってきていることを踏まえ、取り組みを強化していくため」と話した。