会議で「いいこと」言えてます? その言い方、立ち居振る舞いを伝授します!(高城幸司)

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会議は、個人の気持ちや意見を発するとても重要な場

   会議は、個人の気持ちや意見を発するとても重要な場です。そこでの発言や立ち居振る舞いは、そのままその人の評価につながっていきがちです。

   ちなみに会議で討議、さらに紛糾した場面でいいこと発言をしたいもの。たとえば、「A案とB案で意見が割れていますが、どうしましょうか?」と会議の事務局も当惑。討議していてが紛糾してしまったとき。そうなると、誰かが方向性を示さなくてはなりません。

   ここで重要なのは玉虫色な発言ではないということ。たとえば「反対意見も結構あるけど、会社としてはA案をやったほうがいいということなので、A案の方向に行きつつ、反対意見もまとめるのでどうですか」などといった「A案が7割、B案が3割」という解決策を示すことは越権行為と思ってください。

   これは会議を仕切る議長の役目。そうではなくて、

・自分の意見
・これまでの討議

   を踏まえて「A案でいくべき」と全体の意見を1つにまとめるべく発言をするのです。全体最適を考えて、周囲が納得する方向を示すこと。これこそがいいこと発言。紛糾した討議をとりまとめることになり、それが高いリーダーシップの片鱗を示したことになり、周囲から高い評価を得ることになります。

   冒頭に登場したSさんがこれに取り組めば、出世の遅れなどすぐに取り返せるはずです。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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