会議は、個人の気持ちや意見を発するとても重要な場
会議は、個人の気持ちや意見を発するとても重要な場です。そこでの発言や立ち居振る舞いは、そのままその人の評価につながっていきがちです。
ちなみに会議で討議、さらに紛糾した場面でいいこと発言をしたいもの。たとえば、「A案とB案で意見が割れていますが、どうしましょうか?」と会議の事務局も当惑。討議していてが紛糾してしまったとき。そうなると、誰かが方向性を示さなくてはなりません。
ここで重要なのは玉虫色な発言ではないということ。たとえば「反対意見も結構あるけど、会社としてはA案をやったほうがいいということなので、A案の方向に行きつつ、反対意見もまとめるのでどうですか」などといった「A案が7割、B案が3割」という解決策を示すことは越権行為と思ってください。
これは会議を仕切る議長の役目。そうではなくて、
・自分の意見
・これまでの討議
を踏まえて「A案でいくべき」と全体の意見を1つにまとめるべく発言をするのです。全体最適を考えて、周囲が納得する方向を示すこと。これこそがいいこと発言。紛糾した討議をとりまとめることになり、それが高いリーダーシップの片鱗を示したことになり、周囲から高い評価を得ることになります。
冒頭に登場したSさんがこれに取り組めば、出世の遅れなどすぐに取り返せるはずです。(高城幸司)