とにかく書いて「見える化」する
だからといって、いきなり完璧な計画書を作成できる人はいません。書いては直す、ということを繰り返して、完全なものへと近づけていくんです。
まずは......
(1)とにかく書いてみる
どんな事業をしたいのか、手書きでもパソコンでもいいので、思いつくままにどんどん書いて、「見える化」してください。
最初は箇条書き程度でも問題ありません。完璧を目指さず、とにかく頭の中の計画をアウトプットしましょう。
(2)調査して根拠を示す
自分が「できる!」と思うだけでは計画にはなりません。統計データをチェックしたり、同業他社がどのような商品・サービスを取り扱っているのか、実際にお客として確かめてみたり、設備購入の見積もりを取るのもいいでしょう。
現在、カス丸くんは記者として活躍中ですので、先輩や業界の人にいろいろとリサーチをしてみるのも手ですね。
(3)自分以外の目線で見直す
事業計画は、客観的に見ることも非常に大切です。取引先や金融機関、従業員など、自分以外の目線に立って計画を見直しましょう。
これもカス丸くんの人脈を生かして、周りの人に意見をもらったり、税理士である私にご相談くださってもいいですよ。
この(1)~(3)を繰り返して、計画を練り上げていきます。
ふむふむ...... 会社で何をするのか、他社との違いはなにか、どれぐらいの利益を見込んでいるのか、みたいな感じきゃすかね?
そうですね。他にも市場規模や、営業や仕入れなど具体的な計画についても書いてみましょう。とくに資金調達の面からみて、金融機関がカス丸くんの会社を評価して融資をしたがるような内容に仕上げることが重要です。
最終的にフォーマットに落とし込むために、どのような検討や計画が必要か、次はもっと具体的にお話ししますね。
いよいよ本格的なニオイがしてきましたね...... がんばるじぇい!
【ポイント】
●事業計画はとにかくなんでも書いて「見える化」していく
●書いては直す、を繰り返して自分も関係者も納得できるものをつくり上げる