リーダーシップが優れた組織には笑顔が絶えない
今週お目にかかった、さる金融機関のトップの方もこの本橋選手をリーダーとした女子カーリングチームの活躍をさかんに感心しながら、こんな感想を聞かせてくれました。
「どんな緊迫した場面でも、あるいは失敗した場面でも、チーム全員の笑顔が本当に素晴らしかった。だから成果が出るのです。まさにチームリーダーが発するリーダーシップの成せる技に違いないと確信しました。
企業組織でも同じことが言えるでしょう。リーダーシップが優れた組織には笑顔が絶えません。時同じくして、国会をにぎわせている働き方改革の議論が虚しく聞こえます。リーダーシップが立つべき立場と行動の方向性を見誤まらなければ、そもそも働き方改革の議論など不要なのですから。今回の女子カーリングチームからは、思わず『痛い』と叫びたくなるようなものを突きつけられた気がします」
スポーツであれ、芸術であれ、着実に実績を上げる素晴らしいチームリーダーからは、組織マネジメントの立場から学ぶべきものが必ずあると思わせられることしきりです。(大関暁夫)