日頃、ビジネスマナーの公開セミナーはあまりないのですが、過日久しぶりに登壇をする機会がありました。そういった場は、業界・職種が異なる方々が参加なさいますので、私にとっても多くの気づきがあります。
ビジネスマナーを語る際には、必ずといってよいほど身だしなみの話題になります。「おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため」であることは、本コラムでも再三お話ししているとおりです。
派手なジャケット、金髪ロン毛にたじたじ......
さて、今回のセミナーですが、受付を終えて会場に入る参加者の皆さんに私は笑顔で挨拶をしながら、お一人おひとりの様子を確認し、セミナーの進め方を頭の中で再度考えていました。
「おはようございます!」と挨拶しながら、あるグループを見た瞬間に私は「怖い! どうしよう」と足こそ動かなかったものの、気持ちは完全に後ずさりしました。
染めムラが目立つ金髪のロン毛、筋骨隆々の大きな体には、派手なジャケットとダメージジーンズ、背中に怖そうなイラストが描かれたシャツ、そして薄緑色のサングラス。他のメンバーも、そこまで派手ではないものの似たような雰囲気です。
これは困ったぞ。他の参加者もいる手前、身だしなみについてどんな感じで進めていこうか?