ホンダジェットが快挙、2017年の納入数で世界一 セスナ抜く

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   ホンダのビジネスジェット機「ホンダジェット」が快挙だ。2017年の納入数が米セスナを抜き、初めて世界一となった。

   2018年2月21日に全米航空機製造者協会(GAMA)が発表した統計によると、17年小型ジェット機部門(定員10人未満)で、「ホンダジェット」は43機と、首位に立った。競合の米セスナ「サイテーションM2」は38機だった。

  • 2018年はさらなる飛躍を期待! ホンダジェット(ホンダのプレスリリースから)
    2018年はさらなる飛躍を期待! ホンダジェット(ホンダのプレスリリースから)
  • 2018年はさらなる飛躍を期待! ホンダジェット(ホンダのプレスリリースから)

「空飛ぶスポーツカー」創業者・本田宗一郎の悲願

   「ホンダジェット」は、全長約13メートル、全高約4.5メートル、翼幅約12.1メートルで、定員はパイロットを含めて最大7人乗り。1機の価格は、450万ドル(約4億8000万円)だ。

   ホンダの航空機市場への参入は、創業者である故・本田宗一郎の悲願だった。「自由な移動の喜びを提供したい」との理念のもと、1986年に航空機の研究に着手。2012年に生産を開始し、15年に納入を開始した。

   初年度の納入はわずか2機だったものの、そこから順調に納入数を伸ばし16年は23機、17年は約2倍の43機となった。さらにホンダは18年2月8日、過去最大となる16機の受注を決めたと発表。今年はさらなる「飛躍」が期待される。

   ホンダジェットの開発を手がけるホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格社長は、17年の成果を受けて、

「多くのお客様から、ホンダジェットの性能、快適性、使い勝手のよさやビジネスジェット機としての完成度の高さなどに対して非常に高い評価が得られていることをうれしく思います。ホンダジェットは、先進機能を搭載したスポーティーな航空機で、例えるなら空飛ぶスポーツカーと言えます」

などとコメントしている。

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