「生活は楽じゃない」
一方、家計の消費支出は4年連続で減少している。総務省の2017年の家計調査(速報)によると、2人以上世帯の消費支出は月平均で28万3027円と、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年より0.3%減った。2018年2月16日に発表した。マイナス幅は前年の1.7%より縮まったが、4年連続の減少となった。
魚介類などの「食料」のほか、授業料などの「教育」、書籍など「教育娯楽」の減少が目立った。
賃金は増える傾向にあるが、収入増が消費につながらない状況が続いている。
インターネットには、
「食品は値上げばっかり。生活はまったく楽にならない」
「賃金が上がると、税金や福利厚生、厚生年金、退職金などの企業負担が増えるからなあ。上げづらいし、ちょっとくらい上がってもなぁw」
など、食品や日用品の値上がりや、税金や年金、健康保険料などの負担増への不満の声がくすぶっている。