あきらめるのはまだ早い!「医療費控除」は10万円以下でもOK

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健康維持の取り組みの証明が必要

   セルフメディケーション税制で控除の適用を受けるためには、健康診断を受けるなどして「健康維持・増進に取り組んでいること」を証明する書類が必要だ。

   面倒くさそうに思われるかもしれないが、これがまた意外とカンタン。会社の健康診断や市区町村指定のがん検診、人間ドックなどの結果表やインフルエンザの予防接種の領収書などでOK。本人のものだけでよく、家族の分は必要ない。

   ただし、セルフメディケーション税制は医療費控除の「特例」であるため、従来の医療費控除とは併用できず、どちらかを自分で選択しなければならない。とはいえ、コツは控除額の大きいほうを選ぶことだ。

   なお、今回の確定申告から医療費控除では必要だった領収書の添付が不要になった。提出するのは医療費の明細書だけでいい。ただし、領収書は5年間の保存が義務付けられ、税務署が求めた場合は提出しなければならないので要注意。

   10万円超から1万2000円超に下がった医療費控除のハードル。保管していた1年分のレシートを見返してみる価値はありそうだ。(阿吽堂)

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