「学生優位」の就活、「先手必勝」に出た企業 ネットでは「売り手市場ってどこの話」と冷ややか

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「あの売り手市場世代、使えねー」といわれないようにね

   もっとも、こうした「ますます売り手市場の就活」という調査結果について、インターネットの掲示板などでは、「どこの話?」といった冷ややかな声が多い。

「有効求人倍率のデータを細かく見ると、最も希望者が多い『一般事務の正社員』の倍率は1.0を大きく下回る。つまり、みんなが就きたい仕事は企業からほとんど提供されていない。だから、全体の有効求人倍率が上がったからといって喜ぶ話ではない」
「人手不足といっているのは、新卒採用したくても来てもらえない中小や飲食、小売、介護...... 大企業は常に買い手で、放っておいてもくる」 「社会に必要な管理職クラスの数は今も昔も変わりません。高学歴とされる大学生たちは、今でも大企業の狭い枠を争っており、就職率がいくら上がろうと状況は変わっていません」
「最近、有効求人倍率や内定率こそ上昇していますが、就職偏差値のピラミッドにおける裾野部分が広がっただけのこと。『売り手市場』とかいう言葉をすべての企業にも当てはめるのはナンセンス」
「売り手市場も結構だけど、10年後、20年後に『あの売り手市場世代、使えねー』と蔑まれる未来が目に浮かぶよ。学生のレベルは年々落ちている。二極化しているのは昔から。できるヤツは初めからできるが、イマイチな奴を長い目で育てる余裕はどの業界、企業でもなくなっているよ」
「『他力本願』は後々ひどい目にあう。自分のキャリアは自分でつくる気概でいかないと。売り手市場とか買い手市場とか、関係ないって!」
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