確定申告はじまる「佐川長官出てこい!」個人事業主ら憤懣やるかたなく

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   2018年2月16日、全国の税務署で確定申告がはじまった。

   毎年「面倒くさい」などと、税務署にシブシブ出向く個人事業主らが少なくないなか、今年は税務署にとって、さらに「逆風」が吹いている。

  • 今年も確定申告がはじまった
    今年も確定申告がはじまった
  • 今年も確定申告がはじまった

麻生財務相、「苦情起きるかも」と予測

   「逆風」の原因は、税務の執行を司る国税庁の佐川宣寿長官への批判だ。

   森友学園への国有地売却問題で、佐川長官(当時、財務省理財局長)が2017年2月24日の衆院予算委員会で、近畿財務局と森友学園の交渉記録について、「平成28(2016)年6月の売買契約をもって事案は終了したので、記録が残っていない」と断言。また、17年3月13日の参院予算委員会では、森友学園への国有地払下げの経緯における政治家の働きかけについて、「不当な働きかけが一切ないことから記録が保存されていない」などと答弁していた。

   2018年2月13日の衆院予算委員会では、立憲民主党の長妻昭氏がその件にふれ、「保管すべき書類を『すべて廃棄した』と言い張った佐川氏に、一般の納税者が怒っている」と指摘。「税の信頼が保てるのか」と迫ると、麻生太郎財務相が「当然、そういうことも起きるということは十分あり得ると思っておかなければならないと思う」と述べるなど、確定申告のために税務署を訪れる個人事業主らの苛立ちを予想していた。

   そして申告開始の2月16日、ツイッターやインターネットの掲示板などにも、個人事業主らの憤懣やるかたない声が殺到。

 
「こいつ、佐川、何やってんの? 仕事してんの? まさか、しれーっと入院とかしてないよね」
「自営業者は全国で結集して少なくとも領収書の提出求めれても拒否ればよい。国税の責任者が国家の重要資料を平気で書類破棄して無責任なんだから、国民だけに書類を提出を強制するのは本末転倒だ」
「2月16日、確定申告 はじまりました。半年そこらで書類破棄しといて、領収書取っとけ、保管しろって。お前らに言われたくない」
「毎年毎年毎年この時期になると気分が悪く体調が悪くなる。#税金を納めるのは仕方ないのだが、あれもこれも不満だらけ...... マジメな低所得者なめんなよ!」

などと、イライラが爆発。

   なかには、税務署員なのか、

「確定申告はじまったぞー! お前のせーで末端の職員はストレス性胃炎起こすかもしれないくらい罵声受けるんだぞ! とっとと出てこい」

といった悲鳴も。

   確定申告の期限は、3月15日まで。税務署員にとっては「苦行」の1か月になりそうだ。

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