米国マクドナルドは2018年2月15日、2022年までに子ども向けセット「ハッピーミール」(日本の名称はハッピーセット)からチーズバーガーを外すなど健康メニューに転換する方針を発表した。
同社は「幸せな食事で家族を支援するグローバルコミットメント」という声明で、詳細にメニューの変更を説明。特に子どもの健康に配慮し、新セットメニューを600キロカロリーに抑えることを強調。チーズバーガーは通常メニューには残すが、ハッピーミールからは外す。
日本のマックではオモチャと絵本が交換できるだけ?
新たなハッピーミールのメインメニューは、チーズを挟まない、通常のハンバーガーと、4個もしくは6個入りチキンマックナゲット。サイドメニューのマックフライポテトは現在より小さいサイズになる。
また、飲み物はボトル入りミネラルウォーターを選べるようにする。チョコレートミルクは糖分を減らし、カロリーや塩分を一定水準以下にして果物、野菜、シリアルのメニューを増やし、人工調味料の使用をやめるとしている。
一方、日本のマックのハッピーセットからもチーズバーガーは消えるのだろうか――。日本マクドナルドホールディングスも翌16日、「米社発表のグローバルコミットメントの取り組みを日本でも実施する」と発表した。
しかし、その内容は「お子様の健全な成長と家族の幸せを応援する取り組みとして、まず2018年はハッピーセットに付いているオモチャの代わりに絵本を選べるようにする。また、そのオモチャのリサイクルの取り組みを開始する」というもの。
あれ、チーズバーガーを外すなどのメニューの変更はないの? 会社ウォッチ編集部では同日、日本マクドナルドPR部の當山心(とうやまこころ)さんを取材すると、こう語った。
「どのようなことをするか検討を始めています。決まりましたら随時発表します」