コインチェック、日本円での出金を再開 金融庁に報告書提出

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   約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出したことで金融庁から業務改善を求められていた、仮想通貨取引所「コインチェック」が2018年2月13日、日本円での出金を再開した。

   また同日、金融庁に報告書を提出したことも発表した。

  • コインチェックが日本円での出金を再開(画像はイメージ)
    コインチェックが日本円での出金を再開(画像はイメージ)
  • コインチェックが日本円での出金を再開(画像はイメージ)

他の機能も安全が確認され次第再開

   コインチェックは、1月26日に顧客の所有していた仮想通貨「NEM」が不正送金されたことを受け、翌27日には日本円での出金を含む一部の機能を一時停止していた。

   当初は技術的な安全性の確認・検証を進めており、日本円での出金の再開時期については未定としていたが、13日に再開した。

   コインチェックの発表によると、今後も安全性が確認され次第、他の機能も再開していくという。

   また13日、金融庁から受けていた業務改善命令に係る報告書を提出したことも報告した。

   報告書は、金融庁から指摘されていた「本事案の事実関係及び原因の究明」、「顧客への適切な対応」、「システム管理態勢にかかる経営管理態勢の強化及び責任の所在の明確化」、「実効性あるシステムリスク管理態勢の構築及び再発防止策の策定」の4点についてで、今後も引き続き改善策を実施し、保証金の支払や預かっている仮想通貨の送金再開ができるよう、システムの安全性の確認を進めるとしている。

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