「給料が上がらない」のは「100%」労働組合のせい そのワケはこれだ!(城繁幸)

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成果主義を拒み続けたツケがまわった

   では、どうするか――。労使で交渉して「時間ではなく成果に応じて支払う仕組みを早急に導入する」しかない。そう、それはいままで10年以上イヤだイヤだと労組がダダをこねてきたことだ。

   そりゃすぐにボーナスや昇給で還元します、なんてお人よしの会社は少ないだろう。はっきり言うが労働組合側の自業自得である。

   というわけで、連合会長や民進党、立憲ナントカ党あたりが「これまで残業代ゼロ法案とか言って反対してすいませんでした。やっぱりホワイトカラーは時間じゃなくて成果ですよね」って頭を下げてくるまで放置しとけばいいんじゃないか。

   会社としては残業手当が減るのは悪い話ではないし、従業員も早く帰って「残業減らしつつボーナスを上げる方法」でもゆっくり考えてみることをおススメしたい。たぶん、思いつく結論は一つしかないはずだ。(城繁幸)

人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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