KDDIは2018年2月8日、大和証券グループ本社と組んで資産運用を手がける新会社を発足したと発表した。
新会社は「KDDIアセットマネジメント」。KDDIが66.6%、大和証券グループ本社が33.4%出資する。
目指すは「身近な金融サービス」
日本では欧米と比べて家計の資産形成があまり進んでいない。これをサポートするため、アセットマネジメント事業や確定拠出年金の運営管理事業へ参入する。
気軽に資産形成を始められるよう、スマートフォンのアプリから操作できる身近な金融サービスの開発を目指す。KDDIの通信サービスを生かし、長期的な資産形成に適している個人型確定拠出年金(iDeCo)や投資信託などの資産運用サービスを提供する。
「通信×金融」の提携は、2017年9月にソフトバンクとみずほ銀行による合弁会社「J.Score」が、ビッグデータと人工知能(AI)を活用した個人向け融資事業の提供を開始。また、NTTドコモと第一生命、大垣共立銀行(岐阜県)のベンチャーキャピタルなどがロボアドバイザー「THEO」を提供する、お金のデザインに出資するなど、さまざまな事業分野で「融合」が続いている。