【新春編その4】ベッカムよりトランプ 五輪ボランティアは「アメリカ英語」ファースト!(井津川倫子)

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スペルは書かずに、耳で単語を覚えよう

   英語の長文読解や英作文は得意でも、聞き取りは苦手という方も多いでしょう。受験勉強で英語が得意だった人によく見られる傾向です。英単語をスペルで覚えていて、音で覚えていないパターンです。

   また、意外と盲点なのがアクセントです。英語は強弱がハッキリしている言語ですから、アクセントを間違えるだけで違うことばに聞こえます。私も、スペルを書いてようやく意味が通じるという「筆談」に何度も救われました。

   単語を覚える時は、アクセントにも細心の注意を払いましょう。

   じつは、英文読解や英作文と比べて、英語の聞き取りは上達を早く実感できます。ただし、方法を間違えないこと。正しい聞き取りトレーニングのコツは次の4つです。

(1) 単語を「耳」で覚える(発音とアクセントをセットで覚える)
(2) ワンランクレベルを下げたやさしい単語から始める
(3) 聞き流しではなく「精聴」をする
(4) 単語→短い例文→長文と、少しずつ長い文章に耳を慣らしていく

   まずは、英単語を「耳」で覚えることからスタートします。CDなど音声データ付きの教材を選んで、テキストを広げて音声を聴きながら覚えましょう。スペルを書かずに音を聴いて耳で記憶することを心がけます。映像は気が散るので、テキストと音声だけの教材の方がオススメです。 

   無理をして難しい英語にチャレンジするよりも、ワンランクレベルを下げて確実に聞きとれる単語から着手してください。基本単語ほどよく使われますし、単語を一つ、二つと聞きとれると、全体の意味を推測できるようになります。中学英語レベルの単語からスタートして、一語ずつ地道に増やしていきましょう。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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