完全自動運転車、17年後4台に1台に SF的な試算に「大丈夫か?」

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   17年後の2035年には世界で販売される新車の約4台に1台が完全に自動運転のクルマになるというSFの世界のような試算を、世界的なコンサルティング会社、米国の「ボストンコンサルティング」が2018年1月11日に発表した。

   インターネットには、「♯(ハッシュタグ)自動運転車が4台に1台」のサイトができて、さまざまな投稿が相次いでおり、炎上ぎみだ。

  • 運転者がいなくてホントに大丈夫?(写真はイメージ)
    運転者がいなくてホントに大丈夫?(写真はイメージ)
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運転手なしの「ロボタクシー」に相乗りする時代がやってくる!

   ボストンコンサルティングによると、ドライバーの運転を必要とせず、走行中に難しい事態が起こっても対処できる「レベル4・5の自動運転車」が今後10年以内に一般道を走るようになり、さらに2035年には世界で販売される新車の23%を占めるようになると予測している。

   また、運転手がいない自動走行のタクシー(ロボタクシー)のほか、「カーシェアリング」(複数の人がクルマを共有)や「ライドシェアリング」(複数の人の乗り合い)など、クルマを個人で所有せずに利用するサービスが今後10~15年で急速に普及。そして、これらのサービスで移動する距離が、乗用車全体の移動距離に占める割合は2035年には18%にのぼり、さらに乗用車のうち電気自動車の占める割合が現在の1%から、2035年には30%に増加するという。

   同社では、

「自動車メーカー各社は利益率が減少する中で、自動運転車や電気自動車など新しい領域への投資が必要になるという難しいチャレンジを求められる状況になります。一方で、新規参入者が増えるので、自動車業界全体としては、2017年には収益3.7兆ドルだったのが、2035年には収益5.8兆ドルへ拡大すると予測されます」

と分析している。

電磁波攻撃やネットワーク障害があったら「走る棺桶」に?

   それにしても、道路を走るクルマの4台に1台が「無人」になるという今回の発表には驚かされた人も少なくないだろう。

   インターネットには、

「早く普及してくれ。世の中変わる」
「5年後くらいから高速道路は自動運転者だけが入れるようにすればいい」
「ジイさんの運転より信頼できるかも」

と期待の声があがる。

   その一方で、SFのような未来を想像することが難しいのか、

「運転免許証は廃止か?」
「当たり屋対策が見ものだな」
「故意のネットワーク障害があったらどうするの?」
「電磁波攻撃されても大丈夫なのか?」
「台風とか吹雪の時とか、ホーバークラフトになる機能がないと走る棺桶になりそう」
「事故った時の責任はどうなる? 対人対物、車両の適用範囲は? それが分からないうちは興味ない」
「自動運転車と従来型が入り混じって走るなんてカオスになるよ」

といった懐疑的な声が目立った。

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