元祖ワーキングウーマンの朝は超タイヘン! 18世紀の英国女性の身支度を再現

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

胸元は控えめな見栄えが大事、髪は隠すのがたしなみ

   とはいえ、ここまででも、まだ3分の2が終わった程度。スカートの上にエプロンをつける。首元を守るスカーフを巻き、その両端をコルセットの中に入れ、胸元の身だしなみを整える。さらにジャケットをはおる。ジャケットも胸元をピッチリと止める。胸元の控えめな見栄えが大事なのだ。

   そして、最後に女性の命である髪を、クルクルと後ろにまとめあげる。きちんと帽子をかぶり、その上をリボンで結ぶ。

   映画ではよく女性がキレイな髪をなびかせるシーンがあるが、実際の18世紀の女性は、公の場に出る時には髪を隠すのがたしなみだった。寒い冬には分厚いコートをはおり、腕にグローブ(手袋)をはめた。グローブもひじまで届く長いもの...... 結局、ペチコートやコルセットも入れると、6~7枚も重ね着をして働きに出ていたことになる。ちなみに、化粧はほとんどしていない。

きちんと帽子をかぶり、さあ出勤!
きちんと帽子をかぶり、さあ出勤!

   朝食を食べるシーンはなかったが、身支度を終えるだけで30分~1時間くらいはかかりそうだ。この大変さには現代日本女性もびっくり、ネット上ではこんな投稿が相次いだ。

「興味深く見させていただきました。別付けのポケットも驚きですが、ペチコートやスカートの作りにもびっくり。日本の袴と似た感じですね」
「何といってもコルセットに毎日ひもをとおすって、それだけでウンザリしてしまいそう」
「この時代は朝ご飯の習慣がなかったのかな。朝イチの身支度でこれだけ大変なのに、カマドに火をつけて作っていたらもっと大変でしょ」
「靴下をリボンでとめるって、なんか可愛いところあるな」
姉妹サイト