2017年、度重なる核・ミサイル実験で世界を震撼させていた北朝鮮に、年初から動きが見られた。韓国が提案していた南北協議を北朝鮮側が受け入れ、2015年12月以来2年ぶりに開かれた。これに先立ち、米国のトランプ大統領は韓国の文在寅大統領との電話会談で、2月開催の平昌冬季五輪の期間中に米韓合同軍事演習を行わないことで合意した。
一方、米国では12月のISM製造業景気指数が予想を上回ったことから、ドル買いが強まり、112 円台前半~半ばで推移。商いがはじまった4日、日経平均株価の上昇を横目に112 円台後半で堅調に推移した。米国でも株価は上昇。この流れは5日も続き、112.80円を超えて113円前半で推移した。
そうしたなか、お正月休みが明けると試験が待ち受ける学生は、明治大のRWが取引をも送り。早稲田大の唯光はややヘコミ、慶応大の石油王はこまめに稼いだ。
逆指値の注文が執行されて......(早稲田)
1月10日(水)
この日の日足は大陰線となり、設定していた逆指値の注文が執行してしまった。16時11分、111.973円で100ドルを売る注文だった。
スワップ損益がプラス13円で、売買損益がマイナス157円。合計でマイナス144円の取引となった。
日足で形成されていた、112円のサポートラインを大きく割り込む形となった。ここで日足のラインチャートを見ると、何か月もの長期にわたって114円付近のレジスタンスライン(=抵抗線。市場参加者の多くが、これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のこと)と、108円付近のサポートライン(=支持線。為替レートが過去に何度か下げ止まった価格帯のこと)のあいだを行ったり来たりしていることに気が付いた。このレンジ幅の中を価格はうねっているようである。
そうであれば、大きなこのうねりを考えたとき、108円付近のサポートラインに向かって下落していくことは、なんらおかしなことではなかったなと思い返した。
いつも日足を狭い範囲(日数)で見ていたが、もっと大局的に見ると、いつもとは違ったように見えるものだなと感じた。
このうねりが続いていくのであれば、この先、目下の動きは108円付近のサポートラインに向かって値を下げ続けていくはずである。
とはいえ、11月7日の110.844円という大台を今一つ突き破ることができていないようだ。この線を越えて、値が下げ続けるのであれば、売りでポジションを持つタイミングだと見て取ることができると考えている。
前週(2017年12月22日)からの損益 マイナス144円
1月12日現在 8715円
自信があったら......(明治)
今週は学校のテストが多く、取引は行わなかった。テスト中なので、なかなか取引できそうにないが、たまに為替相場を見たり、経済の情報を見て、自信があったら取引するようにしたい。
前週(2017年12月22日)からの損益 プラス・マイナスゼロ
2018年1月12日現在 6819円
2018年、初笑い!(慶応)
1月4日(木)
年明け1月2日(火)のドル円相場は下落したものの、過去のサポートである112円で買い支えが強く、日足のボリンジャーバンド(相場の「ボラティリティ=振れ幅」を一定期間の価格の位置から測定して、その価格の変動範囲を示したテクニカル指標)とも重なっていたため、上昇の勢いが十分に強いと判断。またドル円相場と連動する傾向の強いユーロ円相場も強い上昇傾向だったので、16時頃にドルを買い、23時頃に売った。
1ドル112円54銭で買い、112円82銭で売った。
1万863円が1万1140円に増えた。
1月5日(金)
前日に引き続きドル円相場は上昇しており、ドル円と似た動きをするユーロ円やポンド円も上昇が続いているため買い目線。ただ、22:30発表の米国雇用統計の影響で相場が乱高下する可能性を考慮し、取引は控えた。
1月11日(木)
連日のドル円相場の下落に対して、きょうは値動きの幅が小さく、もみ合いぎみといった印象。売り時は10日の16時がベストといったところで、今から売るにはやや遅いと思われる。このまま反転して上昇する可能性もあるが、相場が荒れ気味であることもあり、この日は取引を見送った。
前週(2017年12月22日)からの損益 プラス277円
2018年1月12日現在 1万1140円