「『ズル休みマンデー』で3連休にしたほうがいい」
また、プレミアムフライデーの大きな目的は、消費量を増やすことだった。そこで、プレミアムフライデーが導入された人に「自分の出費が増えたかどうか」聞いたところ、「変わらない」と答えた人が69.7%を占め、「増えた」という人は15.2%にとどまった。
1年前の調査では、「プレミアムフライデーが導入されると自分の出費は増えるか」という問いに、「増えそうだ」と答えた人が74.4%もいたから、経済効果の面でも失敗したのは明らかと言えそうだ。
さらに、目的のひとつだった「働き方改革」でも、プレミアムフライデーが導入された人に「働き方が変わったか」聞くと、「変わらない」という人が59.6%もいた。そして、「良い方に変わった人」が20.2%、逆に「悪い方に変わった人」が10.1%おり、働き方改革でも疑問符がつく結果となった。
プレミアムフライデーについては、ネット上でも「#プレミアムフライデー失敗」というサイトができ、次のような声が寄せられている。
「失敗して当然だよ。官僚は市民の生活レベルがわかっていない。若者の今の財政状況は本当に厳しいんだってば」
「『ズル休みマンデー』を提案します。理由は何でもよいのでとにかく月曜日も休んで日本中を3連休にするといい」
「プレミアムフライデーまったく関係ない。それより企業に有給消化を義務づけしてほしい。1日も取らせてもらえなくて消えるだけの名ばかりの有給がもったいない」
「そもそもお金が欲しくて残業して時間がない層と、お金があって時間の融通の利く層と全然違う」
「新しく仕掛けたことは素晴らしいと思う。でも失敗は失敗」