働く人にとって、自分や相手の年収はなかなか話しづらいもの。ところが、匿名が許されているからだろうか、インターネットでは割と簡単に「私、年収いくらですが......」と気軽に投稿する人が多い。
女性向けのサイトで「自称年収700万円の女性って、本当にいるの? いるならどんな仕事か教えて」という投稿が大炎上した。いなさそうで、意外に多いらしい「高収入(?)女性」の正体を、J‐CAST会社ウォッチ編集部で調べると......
「私の友人には年収700万円以下の低所得者はいません!」
話題になっているのは女性向けサイト「発言小町」(2017年9月20日付)に載った「年収700万円の女性の本当の正体は?」という投稿だ。なにしろ509もの回答を得るなど大反響で、いまだにくすぶっている。
その発端はこの投稿。
「発言小町を読むと、普通に出てくる『自称年収700万円』という女性たち、もし本当なら、もし見栄をはっていないのなら具体的な仕事の内容を教えて下さい。こんなにたくさん年収700万円の女性がいるなら、私も高収入になりたい。私にとって高収入とは年収500万円以上で、それだけ稼いでいる女性に憧れます」
これに、「年収700万円以上」と思われる女性から、こんな返答が寄せられた。投稿に「自称」とか「もし本当なら」といった刺激的な言葉があったためか、反発心をむき出しにした、上から目線の内容が目につく。
「見栄なんかはっていません。職業はアクチュアリー(保険数理士など統計・確率論の専門家)です。自称ではなく国の定める資格の専門職です」
「私、政治関係のコンサルティングの仕事です。海外在住、円換算して年収1000万円強。大学時代の友人には、逆に年収700万円以下の人なんていません。3000万円の外資ファンドマネジャーや2000万円の勤務医、1000万円の上場企業管理職......。先週の女子会で集まった面々はこんな感じです」
「外資系秘書。年収は1000万円にちょっと届かないけど。残業しても18時まで、有休も100%消化しているので、ま、これでいいかなと」