みなさま、あけましておめでとうございます。2018年もたくさん「お金」にまつわるコラムを書いていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、正月休みといえば、恒例の初売り。みなさんは楽しんだだろうか。私はヒモさんを引き連れ、GUやユニクロへ出かけた。
特に、私が好きなGUはふだんから安い服が、さらに安くなっている。5990円のコートは、3990円に。1990円だったニットは、さらに激安の「990円」に。「590円」のスウェットなんてのもあった。思わず目移りしてしまう。
アレも可愛い、コレも可愛いぞ!
「あ、これカワイイ!」「あれもカワイイ!」「買おうかな!?」と、買い物かごいっぱいに安物の服を入れて、私はテンションMAXであった。
ところが、元ホストのヒモさんは「......どこが良いの......?」とそっけない。
「いやいや、カワイイじゃん。おまけに3990円だよ~!」と、行商にも負けないトークで彼を説得しようと試みるも、よくよく冷静になれば、どこにでもありそうなデザイン。「これに3990円は高いかもしれないなぁ......」と、文字どおり、気持ちが冷めていくのである。
ヒモさんは元ホストで、いわゆる「太客」を抱えていたタイプだ。良いものをたくさん知っている。新宿伊勢丹で、お客さんに仕立ててもらった上質なコート。すべてオーダーのスーツ。スーツの襟に「宝石をつけてほしい」と頼むお客さんがいたので、宝石もたくさん持っている。
私が先月、生まれて初めて「18金」のネックレスをつけて喜んでいたときも、「18金は純金じゃないから、不純物でアレルギーになる人もいるよ」と、やたら冷静だった。
知らなかった...... スミマセン。