日本人は「子供」台湾は「大人」の違い
僕はいま(2018年1月)、去年に続いて台湾・台北で正月を過ごしている。
当地の地下鉄には毎日のように乗っているが、駅のホームで日本のようなアナウンスは、まず耳にしない。音声が聞こえてきても、駅名のアナウンスくらいで、電車の発着は赤い警報ランプがチカチカしたりして知らせている。
電車が遅れていても、電光掲示板で表示されるだけで、アナウンスはない。マナーを呼びかけるポスターはあるけれど、大変に少ない。駆け込み乗車はやめようというのも、ホームドアに小さく書かれている程度である。
おかげで駅のホームは日本よりずっと静かで、落ち着いた感じがする。悔しいけれど、日本人は「子供」、台湾人は「大人」のように思えてしまう。(岩城元)