2018年、気になるFRBと日銀のトップ人事、ロシア大統領選のゆくえ(慶応)
2017年12月22日時点 1万1126円
スタート時から、プラス1126円
英国のEU離脱と米大統領選で激しく相場が変動した2016年や、仏大統領選が世間を賑わせた2017年上期とは異なり、17年の後半は衆院選のようなイベントがあったものの、ドル円相場の変動という観点では材料に欠けたようだ。
また、日経平均株価が約20年ぶりの高値を更新したにも関わらず、さらに円安が進むことはなく、ドル円相場は停滞を続けるという異例の状況が続いていたのが印象的だった。
この5か月の自分の取引を振り返り、積極的に仕かけることは少なかったように思うが、先行きの不透明な中では妥当な判断だったと思う。
ただ、自分の取引の中心だったスイングトレードは相場の変動が小さいときに利益を得るのが難しいことには間違いなく、2018年にはデイトレードなど、短期間でみても成績が安定しやすい手法でトレードすることも検討している。
具体的には、12月20日(水)のトレードのように、日本時間16時頃に買いか売りか、あるいは見送りかを意思決定して、あらかじめ損切りと利益確定幅を設定したうえで、23時までに決済されていなければ、成り行きで決済するという方法だ。
2018年の前半には、米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長、日本銀行の黒田東彦総裁が任期満了を迎え、ロシア大統領選も控えている。ロシア大統領選はプーチン氏の再選が確実視されているが、FRB議長と日銀総裁の任期満了は日米の今後の金融政策の方向性に大きな影響を与える可能性が高く、ドル円相場に与える影響も決して無視できるものではないとみている。