50歳を過ぎると、仕事へのやる気を失うのが一般的?
このように考えれば、働きたい人は年齢フリーでいつまでも働けばいいのです。つまり、定年を止めてしまえばいいわけです。そのためには、手順を踏む必要があります。
まずは職場で年功序列の働き方をやめることです。成果主義に切り替えて、実力中心の職場にすることです。大企業では、50歳を超えたビジネスパーソンはみな、途端に仕事へのやる気を失うといわれています。当たり前です。役職定年が53~55歳、60歳になれば定年になるのですから。やる気など出るはずがありません。
高齢者のやる気を引き出すには、成果主義であるべきです。ライフネット生命には定年がありません。もちろん、年功序列もありません。僕もこの春、取締役を退きましたが、後任は30代の2人の取締役です。年功がないと若手も活躍できるのです。 たとえば、病院では高給の名医が相談やアドバイスを担当。手術は若手が引き受けます。これが、ダイバー時代の働き方の好例です。