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東京は若い女性を吸いこんでは失望させる「ブラックシティー」

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【図1】自分の家庭の理想は「夫が外で働き、妻が家を守る」ことだ:男女比率(多い順)
(資料)ニッセイ基礎研究所 利用データ:内閣府「地域における女性の活躍に関する意識調査」2015年

   ――そんな女性の抱きやすい幻想に警鐘を鳴らすためにリポートを書いたのですね。

天野さん「はい。たとえば愛知県は『20代から30代の若い女性が東京に流れ出すランキング』1位の県です。愛知県は図1の保守理想男性比率の5位に入っています。名古屋の男性は、三大都市(東京、大阪、名古屋)の中で最も保守な愛知エリアの男性ですから、働きたい女性は居心地の悪さを感じ、新幹線ですぐの東京に憧れて出てきます。
山梨県も東京に特急で2時間という近さと、革新男性への幻想から多くの若い女性が東京に流れてきます。私の懇意の美容業の20代女性も山梨県出身ですが、東京に憧れてくるものの、あっという間に『想像と違った』と帰っていく山梨の友人女性の話をしてくれました。山梨県は図2で見ても全国平均に近い程度の保守割合ですので、まだ若い女性も帰る決断ができるようです。しかし、保守男性割合の5強入りの愛知県に関しては、若い女性が一方通行で戻っていかない傾向があります。
いずれにしても東京は、『全国で最も革新的な考えの男性が多いのでは?』という勘違いをしてしまった若い女性を、吸いこんでは失望させやすい『ブラックシティー』化している一面があり、これは問題だと思います」
【図2】自分の家庭の理想は「夫が外で働き、妻が家を守る」ことだ:男女比率(少ない順)利用データ:内閣府「地域における女性の活躍に関する意識調査」2015年
【図2】自分の家庭の理想は「夫が外で働き、妻が家を守る」ことだ:男女比率(少ない順)
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