大都市圏の愛知、大阪、神奈川、兵庫、京都が保守的
それより、天野さんが注目したのは、大都会のある都府県に「専業主婦を望む」男性比率が高いことだ。
3大都市と言われる東京、大阪、名古屋のある東京都、大阪府、愛知県をみると、愛知県は5位に、大阪府は13位にランクインしている。そのほか、若い女性にオシャレで先進的なイメージのある大都市のある神奈川県(横浜市、川崎市)、兵庫県(神戸市)、京都府(京都市)、福岡県(福岡市)、広島県(広島市)、千葉県(千葉市)など、大都市のあるエリアの大半が全国平均よりも「専業主婦を望む」男性比率が高いグループ(図1)に入っているのだ。
こうしたことから天野さんは「都会の男性のほうが、女性が結婚後も働くことに理解がありそうと思っているのであれば、と考え直した方がいいのかもしれない」と述べている。