「年収850万円増税」なんかヘン?(前編) ネットユーザーは賛否両論

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現在の日本の中間所得者層は「年収428万円」

   現在の日本の中間所得者層とは、どのくらいの年収を指すのだろうか――。NHKのオンラインニュース「NHK NEWSWEB」(2017年9月25日付)の「いざなぎ超え データで探る中間層の実像」では、厚生労働省の「国民生活基礎調査」を元に、世帯収入の「平均値」ではなく「中央値」(最も人数が多い数値)を基準に「中間所得者層」の年収の推移を出した。それによると、2015年現在で「年収428万円」が「中間層」の中央値だった。

   1985年から比べると、ピークだった1992年より122万円も減っている。しかも、グラフでは低所得者層がグンと増える一方、1000万円まで中間・高所得者層がガクンと減っている。

   政府は、2012年12月から4年連続で企業の経常利益が過去最高を更新。景気が回復していると豪語しているが、いかに「中間層」がやせ細っているのがわかる。(つづく)

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