ドル円相場は軟調に推移した。2017年12月12日に発表された11月の米生産者物価指数は良好でドル買いが優勢となり、一時1ドル113円75銭をつけるも、翌13日は米アラバマ州上院補欠選挙で民主党候補が勝利したことが伝わると、一時113円12銭まで下落。さらに11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことから、ドル円は113円を割り込んだ。
13日まで開かれていた米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.25%から1.50%に引き上げる、今年3回目の利上げを発表。また、2018年と2019年はそれぞれ、3回ずつの利上げを実施するとの見通しを示した。緩やかな利上げペースに「変化なし」との市場の見立てで、ドル円相場は112円台半ばで推移した。
小刻みな値動きに、稼ぎ損ねたり助かったり。早稲田大の唯光は「買い」のシグナルに乗って100ドルの買い持ちで週越え。明治大のRWはコツコツ稼ぐ。慶応大の石油王は様子見をきめ込んだ。
「ゴールデンクロス」に動く(早稲田)
12月11日(月)
前週の見立てどおり、13週移動平均線が26週移動平均線をゴールデンクロス(短期の移動平均線が長期の移動平均線を、下から上に突き抜ける形で交差している状態で、これから上昇する兆候とされる)し、ロウソク足が移動平均線の上へ来ている。したがって、買いの強いサインであると判断。113.553円でドルを100ドル買った。
前週の考察に従い、建玉の大きさは少なめに設定。また、逆指値は広めに設定した。12月6日の安値は13週移動平均線によって支えられ111.997円を付けていることから、この値が直近の安値であり、サポートライン(市場参加者の多くが下げ止まったであろうとみている価格帯のこと)として意識されやすいだろうと考え、この値を逆指値として設定した。
12月14日(水)
米FOMCの発表を受けて、ドル円相場は大きく下落した。一時間足においては、大きな大陰線を付けている。であるが、逆指値にはかかることはなかった。一度決めた逆指値を動かしたくはないので、評価損益はマイナスではあるが、建玉はそのままに。よって、取引は控えた。
12月15日(金)
ドル円相場は、112円がサポートラインになっていると考えられる。昨日と今日にかけて、日足の安値は112円の少し上で踏みとどまり、112円を割ることはなかった。
13日移動平均線が26日移動平均線をゴールデンクロスしている。日足においては、一見下げ局面のようにみえるが、「買い」のサインが出ていることもあり、やはり建玉は損切りすることなくそのまま保持することにした。
取引は見送った。
保有建玉 買い100ドル
前週からの損益 プラスマイナスゼロ
12月15日現在 8859円