女性は年齢に関係なく「経済力」が結婚の条件!?
調査では、「一生独身でいることを決意・覚悟したことがある」という35〜54歳の未婚者に、その理由も聞いている。その結果、トップは男性(38%)も女性(33.1%)も、「自分は結婚に向いていないと思ったから」だった。
「そもそも結婚願望がないから」と答えた男性は19%、女性も20.3%いた。「結婚したいと思える人に、もう出会うことはないと思ったから」は男性が14.9%、女性は22.5%。また、男性の10.5%、女性の6.1%が「異性から相手にしてもらえないから」と思ったと回答。「幸せな家族像が描けないから」と答えた男性は6.7%、女性は6%だった。
さらに、「親の介護や世話などで結婚どころではなくなったから」と答えた男性は4.7%、女性も5.5%いた。
とはいえ、気になるのが結婚相手に求める年齢以外の外面的な条件だ。35~54歳の男女に、30歳当時と現在の理想(外面的条件)を比べてもらうと、男性は「ルックス・見た目の印象」が最高で、30歳当時は6割を占めていたが、現在は5割に低くなっていた。
一方、女性は30歳当時も現在も、「収入などの経済力」が約7割を占めて、最も高かった。女性は年齢に関係なく、「経済力」が「結婚の条件」のようなのだ。
さらに、女性が結婚相手に求める年収を、30歳当時と現在の理想と比べると、30歳当時に「400万円以上」と答えた女性は約6割だったが、現在のほうが希望する年収は高くなっていた。
たとえば、40代前半の女性で「400万円以上」と答えた人は、30歳当時は55%だったが、現在は64.5%に上昇していた。
女性の場合、未婚者は「学歴や職業、会社名」をあまり重視していないようで、逆に「ルックス・見た目の印象」を重視する傾向にある。(KM)