「宇宙人」には近寄るな! 無理は禁物、アナタが壊れる(江上剛)

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   まだ入社して3年なのですが、新入社員にイライラします。小さな会社なので、社内外の会議や打ち合わせ、営業にも同席させるのですが、半年以上経つのに、何度同じことを言っても実行しません。たとえば会議中にメモを取る、相手の話を聞くときの態度など、社会人として基本的なことができないのです。彼自身、内向的なようなので積極的に誰かに何かを聞くようなこともありません。正直、同じ職場で働くのもイヤになっています。上司も考えてくれているようなのですが、江上さんなら、どう対処しますか。

   私にも経験があるね。

   そういうワケがわからない、いわゆる宇宙人的な人間はイヤだな。もう生理的に受け付けなくなってしまう。

  • 近づかないほうがいいですよ
    近づかないほうがいいですよ
  • 近づかないほうがいいですよ

世界中、一人くらい生理的に合わない人はいる

   どう対処するか?

   それはもう、彼から離れるしかない。その内、夢に出てくるから。そして、アナタ自身が、会社に行くのが憂鬱になるから。

   彼はなんともないのにね。

   彼に悪気はないという人がいるだろうけど、悪気のあるなしじゃない。

   地球上にどれだけ人間がいるか知っていますか? 70億人以上いるんですよ。そのうち一人くらい、アナタと生理的に合わない人がいても当然でしょう。

   あなたはそんな人間に出会ったんですよ。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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