中国人が「今後行きたい地域・国」で、日本は40.2%と、2013年の調査開始以来、初めての1位になった。日本貿易振興機構(ジェトロ)が2017年12月12日に発表した。
「日本に旅行に行きたいか、行きたくないか」の2択の質問でも88.9%が「日本に行きたい」と回答。中国人にとって、日本は海外旅行先として強く支持されているといえそうだ。
アメリカ、イギリス、フランスを抑える
中国人の海外旅行経験者は76.9%で、このうち日本へ行ったことがある人は61.1%と、アメリカやイギリス、フランスなどをおさえて9か国のうち、第1位だった。
1位になった理由について、ジェトロは12月13日のJ‐CASTニュースの取材に、「日本に旅行に行った中国人が見たり感じたりしたものや魅力などを周りの人に伝えているからではないか」と話した。
また、越境ECでの日本商品の購入経験では、67.7%が「購入したことがある」と回答。「ない」と答えた人でも、4割以上が今後購入したいと答えており、越境ECを通じた日本商品の購入ニーズは、ますます高まりそうだ。
越境ECを使う理由では、「日本に旅行をしたときに購入して気に入った製品だから」が前回調査時(2016年10月)の22.7%から40.4%と17.7ポイント増加した。
購入商品のトップ3は、化粧品、食品、医薬品。今後購入したい商品のトップは、電気製品だった。
今回の調査は、北京市、上海市、広東省広州市などに居住する月収5000元以上の20歳~49歳の中国人に、ジェトロが中国の調査会社「上海インサイツ」に委託して2017年8月に実施した。