宅配大手の佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(HD)が2017年12月13日、東京証券取引所・市場第一部に株式を上場した。
初値の売り出し価格は1株1620円で、同日の終値は1906円と17%上回った。時価総額にして、約6100億円にのぼる。
「いまさら人材来るとは思えない」
SGホールディングス(HD)の株式公開は、3月に東証に再上場した回転ずし大手のスシローグローバルホールディングスを上回り、最大規模となった。
上場の理由について、SGHDはJ‐CASTニュースの取材に、
「上場することで(企業経営の透明性が高まるなどの)ガバナンスの強化や、社会的信頼を獲得し優秀な人材を確保したいため」
と話した。
また、株価の上昇には、
「投資家の期待の表れだと感じているので、期待に応えられるように精進していきたい」
としている。
一方、SGHDの上場にツイッターでは、
「いまさら上場で人材来るとは思えへんけどな」
「嬉しいんだろうけど、でもさ、もう少し末端社員のことも考えません? 配送が破たんしかけてますよ」
「佐川1部上場したか。送料引き上げしたけど人手不足。クチコミもそれほどよくない。見ものやな」
などと手厳しい声があがっている。