カス丸と学ぶ、忘年会の乗り切り方 (その6)「無礼講」って、何してもいいの?

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   忘年会で、よく「無礼講」って聞くけど、これってホントきゃすか?

   なんかハメはずしたら、あとになって大目玉なんてイヤだじぇい。いったい、どこまでなら許されるきゃすか?

  • 無礼講ですけど……
    無礼講ですけど……
  • 無礼講ですけど……

大事なのは「相手の気持ちを尊重する」こと

   忘年会以外でもお酒が入る会席では、「無礼講」という言葉をよく聞きますよね。

   「無礼講」の意味を、辞書などで引いてみると、「身分・地位の上下を抜きにして、楽しむ酒宴のこと」とされています。また広辞苑には、「貴賎・上下の差別無く礼儀を捨てて催す酒宴」とあり、皆さんもご存知のとおり、上下関係を忘れて飲むことです。

   それでは、「無礼講あり」とされる忘年会が始まった背景には、どんな理由があると思いますか?

   私が考える理由としては、少々大げさかもしれませんが、参加者から何かしらの「本音をききたい」という「叫び」が根底にあるのではないかと思います。

   会社の会議室で行う反省会などのように、何でも発言していいよと言われても、なぜか緊張感があり、言いたいことの半分も言えないような場ではなく、居酒屋やパーティー会場で、お酒や食事を楽しむことで、みんなの緊張感もほぐれて、本音を言いやすくさせる場にすることで、忘年会を無礼講に最も適した環境にしているワケです。

   しかし、無礼講だからといって、何を言ってもいいというわけではないことも、皆さんご存知だと思います。それでは、どこまでなら許されるのか?

   相手によって許される範囲が違うでしょうし、伝えたい内容の言い方(表現方法や態度、気持ち)で許される範囲が変わってくるとも思いますので、明確な答えを出すのは、なかなか難しいですが、私が思うには相手の気持ちを尊重しながらお話をすれば、どれほど踏み込んだ話や生意気なことを言おうが、問題はないのかなと思います。

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