忘年会で、よく「無礼講」って聞くけど、これってホントきゃすか?
なんかハメはずしたら、あとになって大目玉なんてイヤだじぇい。いったい、どこまでなら許されるきゃすか?
大事なのは「相手の気持ちを尊重する」こと
忘年会以外でもお酒が入る会席では、「無礼講」という言葉をよく聞きますよね。
「無礼講」の意味を、辞書などで引いてみると、「身分・地位の上下を抜きにして、楽しむ酒宴のこと」とされています。また広辞苑には、「貴賎・上下の差別無く礼儀を捨てて催す酒宴」とあり、皆さんもご存知のとおり、上下関係を忘れて飲むことです。
それでは、「無礼講あり」とされる忘年会が始まった背景には、どんな理由があると思いますか?
私が考える理由としては、少々大げさかもしれませんが、参加者から何かしらの「本音をききたい」という「叫び」が根底にあるのではないかと思います。
会社の会議室で行う反省会などのように、何でも発言していいよと言われても、なぜか緊張感があり、言いたいことの半分も言えないような場ではなく、居酒屋やパーティー会場で、お酒や食事を楽しむことで、みんなの緊張感もほぐれて、本音を言いやすくさせる場にすることで、忘年会を無礼講に最も適した環境にしているワケです。
しかし、無礼講だからといって、何を言ってもいいというわけではないことも、皆さんご存知だと思います。それでは、どこまでなら許されるのか?
相手によって許される範囲が違うでしょうし、伝えたい内容の言い方(表現方法や態度、気持ち)で許される範囲が変わってくるとも思いますので、明確な答えを出すのは、なかなか難しいですが、私が思うには相手の気持ちを尊重しながらお話をすれば、どれほど踏み込んだ話や生意気なことを言おうが、問題はないのかなと思います。