カス丸と学ぶ、忘年会の乗り切り方 (その5)お酌するにもマナーがあるじぇい!

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   いよいよ、忘年会だじぇい。その席で、気を付けなければならないことがあると思うんだけど...... たとえば、上座と下座とか、お料理の取り分けとか、お酌をするタイミングや順番とか? いろいろと気になるじぇい。

   最初にお酌をするべき人に列ができていたらどうしようか、とかも。そんなときは、他の人からお酌しても大丈夫なんきゃすか?

  • お酌する順番は?
    お酌する順番は?
  • お酌する順番は?

接待する側が入り口近くに座るワケ

   どちらが上座か下座かというのは、今後の仕事のうえでも非常に役に立つことですので、マナーとして覚えておくのはとてもいいことですね。

   ただし、どちらが上座か下座かということだけではなく、なぜ、そのような座り方になっているのかを理解するのが必要なことだと思います。

   まず、その忘年会は接待なのか? どちらが予約をとって幹事となっているのでしょうか? それによって変わってきます。今回は、カス丸くんのジェイ・キャストが接待する立場でお店を予約している場合を想定します。

   取引先はお客様ですので入口(通路側)からみて奥の席が上座。入口側は接待するカス丸くん側で下座になります。その理由は、接待する側が、料理が運ばれてくる側の下座に座っていたほうが、注文する際や料理を取り分けたり、接待したりするのに都合がいいからです。

   それでは、次にお酌をする順番についてのマナーです。

   私が最も大切なマナーだと思うのは、順番ではなく、これまでの感謝の気持ちを込めてお酌をすることです。

   取引先を誘っての忘年会は、「今年はありがとうございました、来年もよろしくお願いします」ということを伝えるのが目的であることは、この連載のその1のとおり。お酌には、この言葉を直接伝えられる、一番のチャンスでもあるのです。

   また、お酌をする前には、「この方とあとでどんなお話をしようか?」「この方はこれまでに、どんな物語があったのだろう?」と考えておくことが大切です。お酌をした後には、必ずと言っていいほど軽くお話をすることになるはずです。毎日やり取りをしている方であれば、そこまで考える必要はないかもしれませんが、ほとんどお話ができないような取引先の上司の方や、自社の役員の方に、自分自身をアピールする絶好のチャンスなのです。

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