大事なのは「熱心に話に耳を傾ける」こと
次に、私がやってはいけないと思うことは、前に立ってお話しする方々の話を聴かないことです。
前に立って話をする方の中には、取引先の偉い方や担当者の上司の方などがいると思われます。そういった方の話を聞くことはもちろんですが、その他の方の話も熱心に聴くことは今後の仕事にも繋がる可能性があります。
また、たとえば新人社員であっても、現在の担当者が昇進や異動をすることになり、新たにその新人社員の方が担当になるということだって考えられます。その際に、忘年会で話をしていたことを覚えていれば、プラスに働く可能性が高いはず。ですので、前に立って話が始まったら、近くの方との話などは中断して、きちんと話を聴くように心がけましょう。
最後に、当然のマナーとして忘年会でやってはいけないことをいくつか挙げさせていただきます。
・相手の方の目を見ないでお話をする
・飲みすぎ、食べすぎ
・愚痴や後ろ向きな発言をする
・お酌をしない ・先輩、上司、取引先を立てない
あとは、はしゃぎ過ぎず、ハメをはずし過ぎないことでしょうか(笑)。
今年の忘年会には、きちんとマナーを守りつつ、私が考える「熱心にお話を聴く」「楽しむ」ことを念頭に参加してみてください。
もしかすると、2018年の仕事に繋がる、いい忘年会になるかもれませんよ。
次回は、「もし、幹事を任されたら」です。
小野 勝弘(おの・かつひろ)
キャリアコンサルタント、EAPコンサルタント2001~16年までIT系企業に所属。エリアマーケティングツールに携り、営業や商品企画、事業企画、人材教育、労務管理などを経験する中で、企業のホワイト化、健康経営、人事労務が今後の会社経営には欠かせない重要な領域と考え、16年から「労働者と企業のための人材定着、若者雇用促進による企業の生産性向上」をテーマに、現在は(株)ファサディエ EAP事業部で活動中。桐蔭学園工業高等専門学校 電気工学科卒業。1969年東京都生まれ。