日頃、コンタクトレンズを利用している私なのですが、年齢には勝てず、遂に遠近両用コンタクトレンズを使うことになりました。
遠くを見るときと近くを見るときは、一度目をパチクリさせて焦点を合わせるのですが、どうにも不慣れで難しい。クルマを運転中は特に焦点を合わせにくいので、従来の近視用を使っています。
業界で異なるコンタクトレンズのきまり
近視用のコンタクトレンズは、お店へ行くとたくさんの種類があってカタログを見ているだけ迷います。黒目が大きく見えるタイプやカラーレンズなどが、若い世代には大人気のようです。
しかし、企業研修をしていると、これらの商品の装着の可否について人事担当者からよく質問を受けます。
黒目が大きすぎる、明らかにカラーコンタクトレンズとわかり違和感があるなど。たとえば、同じ受付業務でも老舗メーカーや金融機関など、落ち着きと控えめなイメージを大切にする業界ではNG、ディーラーや広告代理店などは華やかな業界ではOKなど、その対応はまちまちです。
コンタクトレンズは、服装や髪型と異なり、商品としては小さなものですが、「目は心の窓」とも言われるとおり、相手に強く印象付けるパーツでもあります。
異なる業界へ転職する際には、少し気をつけておくと安心です。
場面に応じて、眼鏡を使い分け
では、眼鏡はどうでしょうか?
以前、葬儀所で赤のフレームの眼鏡をかけたスタッフがいてクレームになった話をしました。葬儀という「黒と白」が基調となる場所で、赤い眼鏡がご遺族の気持ちを逆なでしてクレームに繋がりました。
その他にも、若手社員が高級ブランドの眼鏡をかけて客先を訪ねたところ「生意気だ」とお叱りを受けたこともありました。当の若手社員は、どのブランドを選ぼうと本人の自由なのにと納得できない様子。確かに、自分のお金で好きな商品を購入しているのですから、まったく問題はありません。
とは言うものの、世代も価値観も異なる方々と接する機会が多い場合は、些細なことでも気をつけるにこしたことはありません。
眼鏡のフレームひとつで、話を聞いてもらう機会をなくすのであれば、それはもったいないことです。多少の出費にはなりますが、何本か用意をして、場面に応じて使い分けをするとよいでしょう。
そんな私も、眼鏡はほとんど使わないのでひとつだけしかありません。そろそろ今の状態にあった眼鏡を、買い足そうと思っています。(篠原あかね)