電子情報技術産業協会(JEITA)の「民生用電子機器の国内出荷実績」によると、高精細映像技術「4K」に対応した薄型テレビの2017年10月の国内出荷台数は、前年同月と比べて21.8%増の11万4000台だった。11月27日に発表した。
薄型テレビ全体は19%減の28万5000台だったが、4Kテレビが薄型テレビ全体に占める割合は39.9%にのぼった。
薄型テレビ全体では伸び悩み
出荷金額ベースでみると、4Kテレビの出荷金額は199億円で、薄型テレビ全体(284億円)の70.2%を占めた。出荷台数、出荷金額とも、4Kテレビの伸びが際立った。
有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビは、出荷台数が7000台、出荷金額で27億円となった。
なお、民生用電子機器全体の出荷金額は1.3%減の1035億円で、4か月連続でマイナス。内訳は、映像機器が2.7%減の462億円、オーディオ関連機器は6.2%増の104億円で前月に続きプラスとなった。カーAVC機器は1.5%減の469億円だった。