どんなに厳しいトレーニングを重ねてきたアスリートでも、試合で結果を出せなければ勝負は負け。今回は、勝負に勝つための試合の運び方、すなわち、TOEIC L&Rの試験本番での解答テクニックをご紹介します。
事前の勉強不足を十分に補える、「必勝のテクニック」です!
秘策24 リスニングは「勝つテクニック」でスコアを稼げ!
「リスニングは苦手」という人が多いのですが、じつはTOEIC L&Rのリスニングこそ、テクニック次第でスコアを稼ぐことができます。出題パターンが決まっているので、一定のノウハウが通用するからです。
(1)リスニングのパートⅡは、最初の単語に全力集中
リスニングのパートⅡは、最初の単語を聞きとれるかどうかで正解率が変わります。下記の例文でもわかるように、冒頭の単語で勝負が決まる問題が多いからです。
Where did you meet her?
(どこで彼女に会いましたか?)
A : In the park (公演で)
B : Yesterday (昨日)
C : I met her (私が彼女に会いました)
正解は(A)
「Where」が聞きとれたら正解(A)を選べますが、「When」と聞き間違えたら(B)を、「Who」と聞き間違えたら(C)を選んでしまいます。
TOEICでは、こういった「聞き間違い」を想定した設問をわざと並べてきます。敵の罠にはまらないように、最初の一語だけは意地でも聞き漏らさないようにしましょう。
(2)リスニングのパートⅢとⅣは設問を「先読み」する
次の問題が読み上げられるまでのインターバル時間に、先に設問に目を通しておきます。「先読み」と呼ばれる解き方です。先に、「何を聞かれるか」を頭に入れておけば、音声を聴くときのポイントがわかります。
ポイントさえ聞きとれたら、後は聞き逃しても大丈夫。リズムを崩さずに、次から次へと「先読み」で進んでいきましょう。
「先読み」推進派の中には、「設問と選択肢をすべて先読みしろ」とアドバイスする人もいますが、私は設問だけにしています。限られた時間内で選択肢まで「先読み」する余裕がないことや記憶力が悪いので、せっかく「先読み」をしても音声を聴いているうちに忘れてしまうこと、が理由です。
「先読み」は慣れですから、ふだんの学習から意識して「先読み」の習慣を鍛えておくことが大切です。