福岡空港(福岡市)国内線ターミナルビル3階に、全国のラーメン店が集まる「ラーメン滑走路」が、2017年11月21日にオープンした。
「知る人ぞ知るラーメン店が福岡空港に着陸し、ここで有名になった店舗がまた全国に飛び立ってほしい」がコンセプト。地元・福岡をはじめとする北海道や東京などの人気店9軒が立ち並ぶ。
スイーツ店「茶寮 伊藤園」も出店
「ラーメン滑走路」は、その名のとおり「滑走路」に見立てたデザインの通路の両脇に店舗が並ぶ。日本全国から選りすぐった、九州ではここでしか食べられないラーメン店を含む9店舗と、九州初登場となるスイーツ店「茶寮 伊藤園」(東京)が出店した。
スイーツ店を含め、10店舗中6店舗が九州初お目見え。ラーメン店は9店舗のうち7店舗が常設で、2店舗が期間限定で入れ替わる。
常設店には、北海道・摩周湖の麓に総本店を構える「弟子屈ラーメン」や、行列が絶えない東京で人気のつけ麺店「つじ田」、「ラーメン凪」(東京、28日オープン)、地元・大阪以外で初出店となる「まんかい」と、地元・福岡からは「博多一幸舎」「ラーメン海鳴」「屋台ラーメン 玉龍」が出店。期間限定店は、「ワンタンメンの満月」(山形)と「博多焦がし味噌専門 五行」(東京)が1年間、出店する。
福岡空港国内線ターミナルビルは現在、20年の完成へ向けてリニューアル中。3階飲食フロア「デリシャスレーン」には、17年秋に4つの専門店が新たにオープンしており、この「ラーメン滑走路」の誕生で、福岡のみならず全国の味を楽しめる個性豊かな飲食フロアとなった。運営する福岡空港ビルディングでは、「航空機の利用者だけでなく、近隣住民や航空機を利用しないお客様にも楽しんでいただける新ゾーン」としており、人気を集めそうだ。