言いたいヤツには言わせておけ! やっかみなんて気にするだけ損だ(江上剛)

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   小さな商社に勤めている、40歳です。じつは将来を見据えて退職を考えていたのですが、上司から熱意がこもった引き止めに心が揺らぎ、退職を思いとどまりました。ところが、そのことがどこから漏れたのか、社員の知るところとなり、かえって居づらくなりました。「特別に給与がアップした」「アイツだけ待遇がよくなった」と、ありもしないことをウワサされたのです。説得されたことは事実ですが、そんな状態では気持ちよく働けません。転職先も断ってしまったのでどうしようもありません。どう対処して、働いていけばいいのでしょう。

   あなたはなにを気にしているんですか? 言いたい奴には言わせておけばいいじゃないですか?

  • 言いたいヤツには言わせておけっ!!
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周囲の嫉妬は仕事で吹き飛ばせ!

   あなたは上司の意気に感じて退職を思いとどまったわけですね。

   それなら上司も覚えもめでたいはずですよね。

   それだから、ただ周りが嫉妬しているだけなのではありませんか。ですから、よからぬウワサが立つのでしょう。

   もし本当に給与が上がったり、待遇がよくなったりしたのであれば、「おお、そうだよ。俺がいないと会社が回らないらしいんだ」とでも嘯いてやりなさいよ。

   上司にそんなウワサのことを訴えてもいいですが、それも大人げないと思いますし、とにかく自分の仕事に熱心に取り組めばいいのではないでしょうか。

   そうすれば、おのずとあなたの力が、周りに理解され、そんなウワサは消えてしまいますよ。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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