前回、カンボジアのバイクで荷台を引っ張る乗り物「トゥクトゥク」が、Uberなどの配車アプリによって時代遅れになっているということをお伝えしました。
これに対して、カンボジアの10年以上先を行っているタイはどうなのでしょう?
公害に渋滞、「トゥクトゥク」敬遠?
パソナタイランドの河野壮典さんに、タイの「トゥクトゥク」について聞いてみました。
「バンコクでは、もうほとんど『トゥクトゥク』はタクシーに置き換わっていますね。安く移動するならスカイトレインや地下鉄が当たり前ですし、タクシーもいくらでも走っています。トゥクトゥクに乗ることはほとんどないですし、あまり見かけなくなってきました」
実際、バンコクでトゥクトゥクは、観光地のまわりでたまに見るくらい。ただ、首都バンコク以外の街では、まだまだ現役で活躍しています。
黒煙をまき散らして走るトゥクトゥクは公害の「元」になりますし、スピードの鈍いので渋滞を引き起こすきっかけにもなります。メリットは値段が安いことくらいです。
しかし、バンコク名物であったトゥクトゥクがなくなってしまうのは、観光客にとっては、ちょっと寂しいものがあります。