無資格検査問題を受けて、日産自動車が品質管理の国際規格「ISO」の認証を取り消された。
2017年11月15日のJ‐CASTニュースの取材に、同社広報は、「再認証に向けた取り組みを進めていきたい」とコメントした。
生産・販売に影響なし
日本適合性認定協会(JAB)の11月7日付の発表文によると、日産自動車の品質マネジメントシステムの認証が「10月31日付で認証範囲の一部を取り消し(縮小)とする決定がなされた」という。認証を発行する日本ガス機器検査協会の調査により、国内向け自動車を生産する6工場で認証が取り消された。
日産は認証の再取得を目指すが、「生産・販売には影響はない」としている。
ISOは企業の品質などに対する取り組みを判断し、信頼につなげる国際標準。JABの公式サイトには認証の仕組みについて、
「すばやい改善で信頼を回復し、その後の信頼向上につなげる活動を進めることもできます」
との記載がある。