子どもの将来のために!
若くして加入する必要があるとすれば、もう一つは「死亡保険」です。特に小さなお子さまがいる場合は必要不可欠です。子供の教育費は、国公立で大学まで行かせるとすれば1人当たり約1,000万円、私立なら1人当たり約2,000~3,000万円かかるといわれています。
そこで、お子さまが1人なら、1,000万円~3,000万円の死亡保険(10年定期もしくは20年定期)を買っておくことが必要です。いざという場合のお子さまの教育費を担保するのです。これは親の責任だと僕は思います。
このほかに、学資保険がありますが、これはお子さまの学資をどうやって貯めるかということ。前回お話したように、ゼロ金利の下では、保険に貯蓄機能を求めるには無理があります。定期預金や投資信託、いま流行のNISAなど、他の貯蓄手段と学資保険のどちらがトクか、よく比較して選ぶと良いと思います。(出口治明)