今回は、TOEIC L&Rテスト直前の過ごし方についてです。
じつは、TOEICは「一夜漬け」が効くテスト。「出る問題」に的を絞ってラストスパートをかければ、たった1週間でも十分に成果が出ます。ギアを上げて、本番モードに突入しましょう。
学習のベースは出題率の高い「公式問題集」を使おう!
秘策その19 直前の「一夜漬け」でピークをつくる
試験前1週間は「一夜漬け週間」と割り切って、とにかくTOEIC予想問題に触れる時間を増やします。「寝ても覚めてもTOEIC」くらいの意気込みが大事。試しに、下記の方法で学習時間を増やしてください。直前の1週間、1問でも多くの「出る問題(予想問題)」に触れて、本番当日に実力をピークにもっていく作戦です。
(1)いつもより、毎朝30分だけ早く起きる
(2)ランチ時間を勉強時間にあてる
(3)休日の午前中を勉強時間にあてる
(4)通勤時間にTOEICのリスニング音声を聴く
ランチタイムは、工夫次第で学習時間をしっかり確保できます。カフェやファミレスでさっさと食事をすませてテキストを広げましょう。12時~13時は混んでいますが、10分ほど前後に時間をずらすだけで、たいていの店では席を確保しやすくなります。
秘策その20 リスニング問題は絶対に45分で解く
学習のベースは公式問題集です。TOEICテストを作成している団体が発行しているので、「出る確率」が一番高いからです。
公式問題集を解く時は、本番と同じ時間を意識して下さい。特に、リスニングは絶対に規定時間を守って45分で解きます。本番環境に慣れるために、どんなに聞きとれなくても途中で音声を止めないこと。途中で音声を止めるクセがついてしまうと、本番で聞きとれなかった時にパニックになってしまいます。「聞きとれなくても大意をつかむ」訓練をすることがコツです。
文法とリーディングも規定時間の75分で解きましょう、と言いたいところですがそれは無理。それでもできるだけ時間をかけずに解答して、むしろ解説をじっくり読むことをオススメします。解説を読んで「なぜ正解か」「なぜ不正解か」の理屈を理解しておけば、本番で似たような問題が出た時に正解できるからです。
一夜漬けに効く「反復学習」で勝つ!
秘策その21 過去に「間違えた問題」を中心に解く
「一夜漬け期間」では、過去に正解できなかった問題を中心にしたトレーニングに切り替えます。以前ご紹介をした、「間違えた問題のページを折る」方法がここでいきてきます。「折り目」のついたページだけに集中をして、正解したら「折り目」を元にもどす。試験当日まで、折り目ゼロを目指してひたすらがんばりましょう。
秘策その22 不安になっても新しい問題集は増やさない
試験前、一番不安になるのがこの時期です。これまでやってきたことで本当に大丈夫なのか、他の問題集や参考書をやった方がいいのではないかと、迷いが出てきます。
どんなに不安になっても、絶対に新しい問題集に手を出してはいけません。混乱するだけです。気持ちを強く持って、今までやってきたことの確度を上げることに集中しましょう。新しい知識を増やすことよりも、確実に理解することを優先するべきです。
本番に照準を合わせた「一夜漬け作戦」に成功すれば、大幅なスコアアップも夢ではありません。最後まであきらめない、強い気持ちを持ちましょう。
次回は、本番当日の過ごし方をご紹介します。
今週のニュースな英語 ~ トランプ米大統領の本音は「武器輸出に成功」!? ~
今回のトランプ米大統領の来日は、日本のみならず世界中のメディアの話題をさらったようです。海外メディアでは、イヴァンカ大統領補佐官の講演会場が空席だらけだったとか、トランプ大統領は自国のトラブルから逃げてゴルフに興じているだの、批判的な報道が目立ちました。
一方、日本のメディアは、イヴァンカ氏の華麗なファッションや安倍首相との蜜月ぶりなど、好意的な報道が多かったようです。
では、トランプ大統領の本音はどうだったのでしょうか? 来日を終えてつぶやいたツイッターによると......
My visit to Japan and friendship with PM Abe will yield many benefits, for our great Country. Massive military & energy orders happening+++!
私の日本訪問と安倍首相との友情は、偉大なる我が国にたくさんの利益をもたらすだろう。軍事&エネルギー関連で巨額の注文が発生しそう......
う~ん、どうやら本音はアメリカへの利益誘導だったよう。我が国の報道とのギャップを感じてしまいました。