日本マクドナルドホールディングス(HD)の2017年12月期第3四半期(1~9月期)の連結純利益は154億円で、前年同期と比べて4.8倍と大きく伸びた。17年11月8日に発表した。
売上高は13%増の1871億円で、四半期ベースでは8四半期連続で既存店売上高が前年実績を上回った。営業利益は150億円で、こちらも4倍と伸びた。
商品リニューアルが奏功
好調の要因は、商品のリニューアルや店舗の改装、販促キャンペーン効果などで、売上高の伸長が利益を押し上げた。
なかでも「プレミアムローストコーヒー」のリニューアルや、メインのハンバーガーメニューでは、「おてごろマック」の「しょうが焼きバーガー」(愛称ヤッキー)、3種の本格肉厚ビーフバーガー「グラン」を、新たにレギュラーメニューとして発売。期間限定の「チキンタツタ」と新作の「チキンタルタ」、「月見バーガー」と新作の「月食バーガー」を販売したことなどが功を奏した。
8月に実施した「マックVSマクド」対決キャンペーンの効果もあった。
なお、17年12月期の通期業績については、売上高が2485億円、営業利益165億円、当期純利益が175億円と従来予想を据え置いた。